私のヒーロー

姫条 優輝Side--------------------



亜樹が出て行った教室は
いやに静かで……


その静けさが
俺の胸を痛めつける。



どうしてこうなっちまった……?


俺は亜樹と浅木が
一緒にいる所を見ると


自分でも驚くくらい……。
真っ黒な感情に支配される。


浅木は……
俺にとっても大事な仲間なのに……。




「姫条」

「……浅木」



俺が今1番……
見たくねぇ顔が目の前にある。



正直……
あまり話したい気分じゃねぇな。





「お前は……

何度アイツを傷つければ気がすむ」




いきなり近づいてきた浅木は
俺の胸ぐらを掴み


凄まじい殺気と共に
俺を睨みつけている。



その態度が言葉が……

俺の怒りを煽るのには十分だった。