私のヒーロー

「格好良い……」




自然と口から出てしまうくらい
稜也によく似合っていた。




「お前は何でカーテンに……」



稜也は言いかけて
なぜか固まってしまった。



じっと私を見ている。



ん……何で私を……。



そう思った時には遅かった。



いつの間にか
私の体に巻かれていたカーテンは

風に揺れて
私の周りを舞っていた。




「わ!?」



稜也に見惚れて
いつの間にか手を離してたみたい!!



稜也に見られた!?

恥ずかしい……。





「見ないで!!

そんなに似合ってる人に
見られると屈辱……!!」




手をブンブンと振っていれば
稜也がどんどんと近づいてくる。


そして……


何故か私の体は
稜也の腕の中に閉じ込められていた。