私のヒーロー

まぁ今はどうでもいい!!



「アンタって馬鹿ね……」

「そんな事より!
どういう意味よ……」



呆れかえる鈴香を無視して
私はさっきの言葉の意味を聞く。




「どういう意味って……。

別に意味なんかないわよ。
そう思ったから言ったまでよ」




そう言って鈴香は作業を続ける。

私も作業をしながら考える。



私が好きなのは優輝だ。
その気持ちに間違いはない。


だけど……。
稜也を想う気持ちに偽りはない。



稜也は私の親友だもん……。




「なに暗い顔をしてんのよ~?」

「だって……」



もう訳が分からないもん……。

考えていれば
鈴香のタメ息が聞こえてくる。




「アンタが
心から求めている人は誰?


この先もずっと……
一緒にいたいって思う人は誰?」




そんなの……。
決まってるよ……。