私のヒーロー

「お前らな~。
何度言ったら分かるんだ!!
授業はちゃんと出ろ!!」



職員室に松本先生の
怒鳴り声が響き渡る。


他の先生たちは
もう慣れた様にクスクスと笑っていた。


私と浅木くんが
怒られるのは珍しくないもんね……。


浅木くんは授業をよくサボるし。
私は怒られる事をしているみたい。


あんまり自覚はないけど!




「聞いているのか!!」



松本先生の大声で
自分の世界から戻ってきた私。


浅木くんは浅木くんで
他の方を見ていた。


そんな私たちを見て
松本先生は疲れたように
タメ息をついていた。




「神崎も、浅木も。
やればできるんだから
真剣に取り組んでみたらどうだ?」




松本先生は私たちを
交互に見ながら説得している。