私のヒーロー

って思いつつ……。
稜也の方を見ちゃうんだけど……。


すると稜也は
何かを決意したように歩き出した。




「……何か手伝う事……あるか?」



そして……
男の子に話しかけていた。


凄いじゃん稜也!!

稜也を見ながら私は笑顔を浮かべる。


でも……。
すぐにその笑顔は崩れた。



「あ……いや……
佐藤ーこれどうするんだっけー?」




稜也に話しかけられた男の子は
逃げる様に違う男子に話しかけていた。



なにあれ……。


稜也は一瞬だけ哀しそうな顔をするものの
すぐに違う子に話しかけていた。



でも……。
誰に話しても結果は同じ。



一体……。
何なのよっ!!



私は我慢できずに立ち上がる。



そして稜也の所まで
ゆっくり歩いていく。