私のヒーロー

「一緒に行こう……?」



抱きしめる力を強くする。


私はあなたを
1人になんかさせないから。


稜也の1番の味方でいるから。



だからお願い……。





「……っ……。

……分かったからもう泣くな」




私の願いが届いたように
稜也は私の体を離す。




「俺は……
お前を信じると決めた」



稜也の声が
屋上に広がっていく。


でも少し震えていて
聞いていたら余計に涙が出てくる。




「だから……。


お前が信じるクラスを……。
俺も信じてみる……」




稜也の口から出た言葉が嬉しくて

稜也の目がもう冷たくない事が嬉しくて



私は稜也の
胸の中に飛び込んだ。