私のヒーロー

涙がこぼれ落ちそうになる。


こんな人たちの前で
泣きたくなんかないっ!!


でも……もう限界……。


頬に涙がつたる

その瞬間



私は優輝の腕の中にいた。





「亜樹はな……。


アンタたちに
仲良くして欲しかったんだよ。


アンタたちの
笑った顔が見たかっただけなんだよ!!



どんなに酷い事を言われても

今でもコイツは……
それを願ってんだよ。


何でそんな簡単な願いを……
叶えてやれねぇんだよ」




優輝は私の涙が見えないよに
抱きしめる事で隠してくれている。




「亜樹を傷つけるなら
亜樹の願いを叶えてやれねぇなら……。


もう2度と……。
コイツの前に現れないでくれ。


亜樹の人生を
邪魔すんじゃねぇよ!!」




優輝は私の顔が見えないように

自分の体で隠しながら……

部屋から出してくれた。