私のヒーロー

「いつもそうだよね」



私の低い声が部屋に響き渡った。



私の中で何かがキレたんだ。


私がずっと心に
ためていたものが全て溢れ出す。




「昔からずっと喧嘩ばっか。

アンタたちが
怒鳴り合う度に

私がどんな気持ちでいたか分かる?


アンタたちが私の事を


“必要ない”とか
“産まなきゃよかった”って言った時


私が何を考えていたか分かる?」




分からないよね?

はっ……。
分かって欲しくもない!!





「亜樹……」



何よその目。


お父さんもお母さんも

何でそんな“可哀想な子”を
見るような目で私を見るの?


でも……。
どうせなら……。


思いっきり同情すればいい。


それでいつか……。
後悔しろっ……。


後悔しちまえ……。