私のヒーロー

「どうした?」

「あ……いや何でも……」



どうしたんだろう私……。

優輝が行っちゃうて思ったら
急に寂しくなって……。



「優輝」

「なんだよ?」

「少しの間でいいから……。

傍にいて……」




私の口から出たのは

自分の声じゃないと疑ってしまうほど
弱弱しいものだった。



「ったく……。

可愛い奴だな」



優輝は再び私の頭を撫でだす。

タメ息をつく優輝だけど
その顔は優しい……。



「俺が傍にいるから
安心して寝ろ」

「うん分かった……。
ありが……と……」




そう言うと同時に
私の意識は夢の中に落ちていった。