8月も中盤となり
夏休みも残り僅かとなってきた。



私はいつもの様に
闇炎の倉庫に来ている。


ここに来るのが
楽しくて仕方がない。


みんなとも仲良くなれたし……。

それに……。
優輝もいるし。




「おはよ」

「稜也!
おはよー」



稜也が幹部の部屋に入ってきて
私の座っていたソファーの隣に座る。


稜也におでこにキスされた時

すごく恥ずかしかったけど

次の日には稜也は
いつもと変わらない様子だったから
私も普通に接している。


まぁ……あれが
お礼でいいのかは疑問だけど……。




「最近そのネックレスよくつけてるな?」

「あぁ……。
これは優輝が射的でとってくれたの」



そう。

私の首には
ハートのネックレスがかかっている。


あの後
優輝が私にくれたんだよなー。


『肌身離さずつけてろ』って。




「そうか」

「自分で聞いといてその反応……。

酷くない……!?」



興味なさそうに
稜也はどこか違う方を向いていた。