私のヒーロー

「稜也!!」

「亜樹……。

よかったな?
元通りになって」




私は1人で
川原に座っていた稜也に駆け寄る。



「うん……。

亮祐に聞いたよ?
……稜也が計画を立ててくれたんだね?」



私たちを仲直りさせるために

お祭りに誘ったのも
ドタキャンしたのも……。

全部……稜也が考えてくれたことだ。




「……」



黙り込む稜也の隣に
静かに腰を下ろす。



「ありがとう!!」

「……別に……」



稜也は言葉は素っ気ないけど
優しい人だって私は知ってる。


いつも私を助けてくれる稜也。

助けられてばかりは嫌だから……。
何かお礼をしたいな……。



「稜也!」

「ん?」

「何か欲しい物とかある?」



……なんか……。
稜也の顔が哀しそうに見えた。

気のせいかな……?




「別にない」

「そんな事言わないでよ!

なんかお礼させてよ!!」



そうじゃないと私の気がすまない!