私のヒーロー

「ヒュ~ヒュ~!!

ラブラブだね~」



茶化すような声が
聞こえ後ろを振り向けば


翔と稜也、亮祐と雅人がいた。

みんなの顔はどこか優しく緩んでいる。




「テメェら……
俺たちを騙しやがって!!」

「優輝!

素直に感謝しやがれ!!」

「そうそう!
亜樹と仲直りできて嬉しいんでしょ~?」




優輝は勢いよく立ち上がると
幹部たちを睨みつけていた。



「それとこれとは話が別……」

「この前の優輝ヤバかったよな」

「うん!


亜樹がせっかく
謝りに行ったのに突き放してさ~。


自分で突き放したくせに
機嫌悪く僕たちに八つ当たりしてさ~」

「え……?」



雅人と翔の言葉に
私は思わず声を出す。



「な……何でもねぇよ!!

テメェら覚悟しやがれ!!」

「わ!?」

「優輝……落着け!!」




優輝は顔を真っ赤にしながら
翔と雅人を追いかけまわしていた。