私のヒーロー

引っ張られそうになった時



「その汚い手……。

今すぐ離せよ」



どす黒い声が後ろから聞こえてきた。

この声って……。


考えていたら
男の怒鳴り声が飛び交った。




「テメェ……
格好つけてんじゃねぇよ!!」

「この子は俺らが先に目を付けてたの。

ほらあっち行け」




わっ!?

さっきよりも
強い力で引っ張られるてるし!!


ってか倒れる!?



私の体が傾きかけた時



どこか懐かしい温もりが
私を包み込んだ。




その温もりにドクンと胸が高鳴る。





「お前らが先に目を付けた?
馬鹿言ってんじゃねぇよ。

コイツは俺の女だ。
気安く声かけてんじゃねぇよ」




そう言いながら
優しく私を抱きしめるのは……。