私のヒーロー

「何すんだよ!!」



優輝は私を睨みつける。




「本当は謝りに来た。


“怖がってごめん。
受け止められなくてごめん”

そう言いに来た……。


私のせいで優輝を傷つけたから。
謝って仲直りしたかった」




私の言葉に優輝は
目を大きく見開く。



「ずっと避けてた私が
こんな事言うのはおかしいし……
自分勝手だけど


“私は優輝と一緒にいたい!”
そう伝えに来たの」

「亜樹……」




感情が高ぶってか
どんどん涙が出てきて止まらない。



涙を拭うこともせず
私は最後まで話す。




「でも……。
来なきゃよかった。


優輝を傷つけたって
自分を責め続けてた方がずっと……


良かった」




私はそれだけ言って部屋を飛び出す。