私のヒーロー

私は全てを話した。



ここで
優輝が男を殴っていた事も。


それが私の為だって事も。


その時から
優輝が怖くなった事も。


全部……。




「優輝がそんな事をしたのか!?」

「それはありえないよ!


だって優輝は
喧嘩はするけど……。


倒れかけの男を
殴るような真似しないよ」

「……」




話を聞いた皆は
それぞれの反応をした。



驚く雅人に

哀しそうな翔


そして……。


何かを考え込む様に
目を閉じる亮祐。




「……愛情が人をおかしくする」




ポツリと聞こえた亮祐の声。


その声に
私たちの動きがピタリと止まった。