私のヒーロー

「亜樹……?」

「あ……ごめん」



亮祐は私の顔を覗き込んでいた。

心配してるなんてすぐに分かる。



雅人も翔も。


口では何も言わないけど
かなり心配してくれている。


私の様子がおかしいなんて
みんな知っている。


でも何も聞かないでくれている。
それはみんなの優しさだ。


でも……。
もう嫌だよ。


皆に心配かけたくない。


でも……。
どうしたらいいか分からないっ……。




みんなに心配を掛けたくないから
ここ(倉庫)に来てるのに……。


これじゃあ……。
意味ないよっ!!





「……亜樹……。
ちょっと出るぞ。


原田も新條も大宮も……。
一緒に来てくれ」




稜也の言葉に
3人は戸惑いながらも頷いていた。



私は何も言わず
ただ稜也についていく。