私のヒーロー

2週間ちょっとが経ち
もう8月になっていた。


今はいつものように
倉庫に来ていた。




「亜樹……あのよ……」

「亮祐!!
あのさ数学教えて!!」



優輝に話しかけられそうになった時
私はすぐ亮祐に話しかける。



「……分かったよ。
こっちおいで」



亮祐は優輝を気にしながらも
私に声をかけてくれる。




「……っ……」




優輝はそんな私たちを見て
悲しそうに顔を歪ませていた。


あれから私は
優輝と話す事をずっと避けている。


優輝は話しかけてくれようとするけど
私はさっきみたいに誰かに逃げてしまう。




「……」



優輝は何も言わず
自分の部屋に戻ってしまった。



優輝を無視して
しまう自分が嫌だけど……。


彼を目の前にすると
反射的に逃げてしまう。



まだ怖いんだ……
優輝の事が……。