私のヒーロー

「アイツならもうすぐ……」



雅人が言いかけた時



「おはよー」



翔が幹部の部屋に入ってきた。

噂をすれば何とやら……。



「おはよー」

「亜樹~。
会いたかった~」

「翔~。
私もだよ~」



抱き着いてくる翔の背中に
手を回そうとすれば……。

私の腕は宙で掴まれる。



「お前らは会う度に
抱き合ってんじゃねぇよ!!」



優輝は怒鳴りながら
私と翔を引き離す。


こんなやり取りを
もう何度やっただろうか?


覚えてないけど!!



「ごめんごめん」

「まぁ大目に見てやる」

「ありがとー。

そういえばさ……
さっき不良に絡まれて……」

「そうか」



いやいや。


何で翔も優輝も
そんな軽く話してるの!?


不良に絡まれたって……!!