私のヒーロー

「お前も照れてんじゃねぇよ」

「別に照れてなんか……」



ちょっと恥ずかしかっただけだもん。

それに……。

亮祐と手を繋ぐのが
嫌って訳じゃないけど……。



「は?
顔……紅くなってんじゃねぇか」

「そ……それは!!」




私は優輝と手を繋ぐ方が
好きだなって思ったから……。


……なーんて
絶対に言ってあげない!




「それは?」

「そ……それより!
何でそんなに怒ってるの?

しかも稜也まで!」



誤魔化すように大声を出せば
優輝と稜也の眉がピクッて動いた気がした。


しかも……。
他の3人は深くタメ息をついてるし……。


一体どうして……。


その考えは一気に吹き飛んだ。

だって優輝の怒鳴り声が
その理由を教えてくれたから。