私のヒーロー

そこにいたのは……。


物凄く黒いオーラを放つ優輝と

元から吊り上っている目が
さらにキツくなっている稜也がいた。


1つだけ言えることは……。


今の2人なら
誰にも負けないと思う!




なーんて呑気に考えていたら
凄まじい殺気が私に突き刺さる。


いや……違う。
私じゃない。


殺気を放たれているのは……。


亮祐だ。


……どうして?

首を傾げていれば
優輝の低い声が部屋に落とされた。





「亮祐……。

亜樹の手を握るとは
いい度胸してるじゃねぇーか」

「あ……」



私は掴まれている手に視線を向ける。

あ……。

私……
亮祐と手を繋いでるじゃん。



そう思ったら
いきなり恥ずかしくなってきた。