私のヒーロー

「ん?
亜樹……2人はどこだ?」



赤い髪をした爽やかボーイの
亮祐が不思議そうに私を見てくる。



「置いてきた!」

「はぁー!?」

「えー!?」

「……はっ……はは」




え……?


雅人も
翔も何をそんなに驚いてるの?


亮祐に関しては苦笑いだし!!




「亜樹……。
それはマズイんじゃないか?」

「なんで?」



亮祐は苦笑いをしながら
私の手を掴む。




「亮祐?」

「とりあえずどこかに避難……」



亮祐が何かを言いかけた時
倉庫の方が騒がしくなった。



「あーあ……」

「知らねぇぞ俺」



翔と雅人は
少しずつ後ずさりをしていた。



「ちょっとどうしたの?」



そう言った瞬間……。



「亜樹!!」



恐ろしく怖い怒鳴り声と同時に
激しく扉が開いた。