あー……。
最悪……。


恥ずかしすぎる!!



そう思って顔を背ければ
肩を引き寄せられた。




「って事で……!

俺たちの心配は無用だ」

「……はっ」




わ……稜也……
鼻で笑ったよ。


でも……。
それだけ優輝の事を……。


信頼しているって事だよね?




「よし!

3人で闇炎の倉庫行くぞ」




そう言って
優輝は扉に向かって歩き出す。



「今から!?
授業はどうするの!?」

「サボるに決まってるだろーが」



私が言えば優輝はサラッと答えた。




「サボり魔」

「最低だな」

「テメェらだけには
言われたくねぇ!!」



私と稜也が
優輝に軽蔑の目を向ければ

軽くキレだしていた。



「さ~て行こうか稜也」

「あぁ」

「おい!?
聞いてんのか!?」



3人のじゃれ合う声が
屋上に響き渡った。