私のヒーロー

「わ!?」



思わず叫べば
優輝と稜也は驚いたようにこっちを見た。



「どうした!?」

「大丈夫か?」

「だ……大丈夫」



2人に笑顔を向ける。




「驚かせんじゃねぇよ」

「人騒がせだな」



優輝も稜也も……。
そんなに呆れなくたっていいのに……。


あっ……。
そういえば……。


光の糸は……?



自分の腕を見ても
そこには何もなかった。


優輝の腕にも
稜也の腕にも


どこにもない。





「幻覚……?」



本当に疲れていたのだろうか?

念のために
自分の腕を触ってみる。


……普通の腕の感触……。


一体あれは……。