私のヒーロー

優輝は赤。
稜也は黒。


その2つの糸は
クルクルと宙を舞っている。




「浅木……
俺の仲間になってくれ。


闇炎に入って……。

俺と亜樹と
馬鹿やって過ごそうぜ」




優輝が言えば

赤い方の糸が
ユラユラと稜也の周りで回っている。




「……今のお前なら……
信じられる気がする。

それに
お前に亜樹を任せるのは心配だからな」



あっ……。


稜也がそう言った瞬間に
黒い糸と赤い糸が綺麗に繋がった。


なに……あれ……。
私……疲れてるのかな……?


2人には
見えていないみたいだし……。



そう思って光の糸を見ていれば

2つの繋がった糸は
こっちに一直線に向かって飛んできた。



そして私の腕に
グルグルと巻きついた。