私のヒーロー

「はいはい。
ラブラブなのは分かったから!

後はお2人でどうぞ!」



そう言って

私たちに背を向けて
教室から出て行こうとする。




「待ってください!」




優輝は出て行こうと
したその背中を呼び止めた。




「……僕なんかの事を

好きになってくれて
ありがとうございました!


気持ちをぶつけてくれたこと
……すごく嬉しかったです」





杉下センパイは
振り向く事はしなかった。


でも……。

その背中が
微かに震えているのが分かる。




「2人揃って真っ直ぐなのね。

本当にお似合いよ……アンタ達」




杉下センパイ……。