私のヒーロー

“ありがとう”
そう何度も呟き涙を流す杉下センパイ。


私はポケットに
手を突っ込みある物を取り出す。




「え……」

「……どうぞ」



私が取り出したのはハンカチ。
それを杉下センパイに差し出す。




「さっき見た杉下センパイの笑顔
とても綺麗でした。

だから……
また笑ってください」

「……もう……。
アンタには呆れるわ……」



そう言いながら
ハンカチを受け取ってくれる。



涙を拭いた杉下センパイは
私にとびっきり綺麗な笑顔をくれた。




「呆れないで下さいよ……。

あ……そうだ……!
それ友情の印ですから!


もし……。

杉下センパイが困ったいたら
すぐに駆けつけます」

「え……?」




杉下センパイは
驚くように私の顔を見る。




「私はヒーローですから!

いつでも待機中です!!」