私のヒーロー

「ごめんなさい。

あなたに嫉妬して
たくさん酷い事をしました。


許して欲しいなんて
言える立場じゃないけど……。


本当にごめんなさい」




杉下センパイは
私たちに向かって深く頭を下げている。




「頭を上げてください」

「……」



私の言葉に
ゆっくりと頭を上げる杉下センパイ。




「確かに少し傷つきました」

「っ……」



私の言葉に
杉下センパイは哀しそうな顔をする。




「でもっ!!

杉下センパイは
謝ってくれたじゃないですか!


それに……。
真っ直ぐにぶつかってくれた。


もう私が怒る理由は
どこにもありません!」



ニッと笑えば
杉下センパイは泣き崩れてしまった。