私のヒーロー

≪みなさんこんにちは。
2年の姫条 優輝です≫


……へ?
優輝の声……?


私が驚いていれば

目の前の杉下センパイも
同じように目を丸くしていた。



驚いているのは
私たちだけじゃない。


廊下から
ザワザワと騒がしい声が聞こえてくる。



これって校内放送!?
優輝ってば何やってるの!?




≪お昼休み中に申し訳ありません。

今日はどうしても
皆さんに伝えたいことがあって
こういった方法を選びました≫



優輝の声が聞こえてくるスピーカーを
私と杉下センパイは呆然と眺める。




≪皆さん知っているかもしれませんが……。

僕は同じクラスの
神崎 亜樹さんとお付き合いしています≫



「へ?」

「え?」



私と杉下センパイは
同時に声を上げる。