私のヒーロー

「だから私は……
これからも闘い続けます」




そう言って私は目を閉じる。


次の言葉を
口に出す勇気がまだ出ない。



優輝に拒絶されたらどうしようって
胸がズキズキして……。


頭が真っ白になる。




「亜樹!!
頑張れー!!」

「え……?」



私が何も言えないでいると
クラスの皆が次々と口を開く。


みんなが私を励ましてくれる。



その気持ちが嬉しくて
私の顔が自然に緩むのが分かった。



『ありがとう』
そう小さく呟いて



私はゆっくりと目を開ける。





「今さら遅いかもしれないけど……。


私の隣で一緒に闘って欲しい。
あなたがいれば私は強くなれるから。


だからっ……!!」



続きを言う前に

私は……。
大きな優しさに包み込まれていた。