私のヒーロー

「……コイツが好きならちゃんと守れ。

も2度と傷つけるな」

「……」



ありがとう……。
稜也……。




「亜樹……悪いな。
約束……破って」

「……ううん。
私が最初に破ったんだもん」




申し訳なさそうに言う稜也。

稜也は何にも悪くないのに。
何で謝るんだろう……。



「じゃあオアイコだな」

「うん……そうだね」



稜也の優しさに……。
また助けられちゃった……。




「じゃあ俺は帰る。
……もう大丈夫だよな?」

「うん!
ありがとね……」

「あぁ……。
また屋上来いよ。

待ってるから……」

「……うん」




稜也は私をそっと離して
私たちの前から去って行った。