私のヒーロー

「王子様の登場か……」

「稜也?」



稜也の目に私は映っていない。

睨むように優輝を見ている。




「何だよ……?」




優輝は私を抱きしめたまま
稜也を睨んでいた。



「お前のせいで亜樹が……
どんな目にあったと思ってるんだ?」

「は……?
どういう事だよ!?

俺のせいってどういう意味だよ!!」



優輝は私から離れ
稜也の胸ぐらを掴む。


稜也まさか……。
言うつもりじゃないよね……?




「そのままだよ。
お前が誰にでも愛想を振りまいたせいで……」

「稜也!!」

「コイツはお前のファン共に
嫌がらせされてるんだよ!!」



珍しく声を荒げる稜也に

私も優輝も驚きを隠せない。



って言うか……。
バレちゃった……。