私のヒーロー

心は凄く安心するのに……。
体の震えが止まらない……。



「亜樹……」

「亜樹!!」



2人に同時に名前を呼ばれる。

1つは……
私を抱きしめてくれる稜也の声。


もう1つは……
顔を見なくても分かる。

私の大好きな人の声……。



「優輝……」

「おいっ……
どうしたんだよ!?」




優輝は私に駆け寄ると

稜也からひったくる様にして
私を抱きしめる。




「優輝……」

「亜樹……」



ぎゅっと背中に腕を回す。


優輝も私を強く抱きしめながら
背中をさすってくれる。


するとさっきまで
震えていた体から……


不思議と
震えが消えていく。