私のヒーロー

「何よ……。

アタシには
こうするしか手がないのよ……。


邪魔する奴は許さない」




杉下センパイは
どこかに視線を送っていた。


私もそっちに顔を向ければ
そこには6人の男たちがいた。


っ……。
嫌な予感の正体はこれか……。




「後は頼んだわよ。
ビデオちゃんと撮っといてね。

姫条くんに顔を
見せれないようにしてやる」



ニヤッと笑って
杉下センパイたちは何処かへ行ってしまった。



「ったく容赦ねぇよな~。
アイツら……」



危険信号が再び頭で鳴り響く。

男たちは
不気味な笑みを浮かべ私を見下ろしている。




「っ……」



立ち上がろうとしても
背中が痛くて立ち上がれなかった。




つまり……。

闘いたくても闘えない。
逃げたくても逃げられない。

そんな状態になってしまったって事か。