私のヒーロー

「っ……。

こんな事をしたって
何も変わらないですよ?

それどころか
自分を苦しめるだけじゃないですか……」



背中を壁に打ち付け
崩れ落ちるように私はしゃがみ込む。


ズキズキと痛む背中。

避けようと思えば避けられたけど……。
それじゃあ意味がない気がした。



「アンタに……
アンタなんかに何が分かるのよ!!」

「杉下センパイ……?」

「あんな人気がある人に……
真っ直ぐぶつかたって意味ないわよ!!」



杉下センパイの心の叫び。

優輝の事……。
本気で好きなんだって伝わってくる。


だけど!!



「だからって裏でこんな事を
するのは間違っています!


それに……
誰かの想いを
踏みにじる資格は誰にもありません」



優輝に近づく
他のファンにも酷い事をしていた。


そんなの許せない。


だから気付いてよ!

あなたたちが
やっていることは間違っている。


自分を苦しめるだけ
だって気付いてよ!!