私のヒーロー

「んー……優輝まだかな……」



教室の自分の机でバタバタと
足を揺らしながら彼が来るのを待つ。


もう全部の授業が終わり
教室には私しかいない。



闇炎は学校が終わったら
倉庫に集まるのが決まりらしい。


私も例外ではなく
もう日課となった倉庫通い。


いつもなら学校が終わって
すぐに倉庫に行くんだけど……。


今は優輝が先生に呼び出されているので
私は絶賛待ちぼうけ中だ!!



……まだかな~。
かれこれ30分くらい経ってるんですけど……。



その時……。

ガラッと扉のあく音がした。




「もー遅……」



私は言いかけた言葉を呑みこむ。

なぜなら
私が待っている人じゃなかったから。




「杉下センパイ」

「……ちょっと顔貸してくれる?」



そこにいたのは

怪しい笑みを浮かべる
杉下センパイと2人の女の人。


何故か頭の中に
危険信号が鳴り響く。


“危ない、逃げろ”
そう直感が叫んでいる。