私のヒーロー

バタンと激しい音が響きドアが閉まる。

静かな空間が私たちを包み込む。




優輝の部屋。
何回か来たことがあるけど……。

まるで別の空間みたいに
冷たくて……怖い。



「ゆう……」

「昨日言ったよな?」

「え……?」



優輝は私の言葉を遮るように
低い声を放つ。


ゆっくりと
振り向いた優輝の顔には


“怒り”
という感情しか見えなかった。




「嫉妬は我慢しないって」



嫉妬……?

確かに昨日
この部屋で言われた……。


だけど……。



「私は嫉妬させるような事してないよ?
だって闇炎のみんなと喋ってないじゃん!!」



だって昨日は
優輝が無理やり闇炎の皆を帰したし……。

今日だってさっき
“ただいま”って言ったのが初めてだ。