私のヒーロー

「優輝さん、亜樹さん!
お帰りなさい!!」



倉庫に入れば
闇炎のみんなが出迎えてくれた。




「……」

「た……ただいま」



優輝は黙ったまま私を引っ張る。


私は返事を返すけど

震えるような声になってしまったのは
隣にいる優輝の顔が恐ろしく歪んでいたから。


それを察したように
みんなは心配そうにこっちを見ていた。





「優輝と亜樹じゃん!
遅かったね?」

「……」




幹部の部屋に入っても
優輝は喋ろうとせず

ある所に向かって
真っ直ぐに歩き出す。




「お……おい?」




翔は首を傾げながら
私たちを見ていた。



翔だけじゃない。


亮祐も雅人も
黙ってたけど顔は心配そうに歪んでいた。