私のヒーロー

そこにいたのは3人の女の人たち。
杉下センパイとそのお仲間だ。

見下すようにに私を見ている。



「アンタ本当に姫条くんの彼女なの~?」

「勘違いなんじゃない?
彼女を置いて他の女と帰る訳ないし~」




お仲間の言葉を聞いた杉下センパイは
気分が良さそうに私の肩を掴んだ。




「アンタなんかと
姫条くんとは釣り合わないのよ。

身の程をわきまえたら?」




勝ち誇ったような顔で
私を見てくるけど……。




「あなた達は
行かなくていいんですか?」

「は?」

「優輝と帰りたくないんですか?」



校門までとはいえ
優輝と帰れるチャンスだと言うのに

私に構ってていいのだろうか?




「……アンタ本当にムカつく」

「調子にのってんじゃねぇよ!」

「早くいこ!!
姫条くんが帰っちゃう!!」




……最後の人……。
本音が漏れちゃってるし。


悪態をつかれたけど
そんな事が気にならないくらい笑えてきた。


パタパタと
走っていく先輩たちを見ながら

1人で声を押し殺しながら笑う。