私のヒーロー

「こら~!!
お前らまたサボりか!?


もうHRも終わる時間だぞ!!」



教室に戻れば
既に来ていた松本先生に怒られる。



「ごめんなさーい」

「……」



謝る私と無言の稜也。

みんなは稜也の
目を気にしながらクスクス笑っていた。

笑われているのは私だけどね。



「亜樹~
アンタどれだけサボるの!?」



クラスの子に
からかわれながら自分の席に着く。



「……」

「こわっ……」



稜也を見て
そんな事を口にする人もいる。


まだ稜也はクラスに馴染んでいない。


このままじゃダメだ。
何とかしなきゃ……!!


何かきっかけが
あればいいけど……。