私のヒーロー

「いや……犬か。
キャンキャン吠えるから」

「ちょっ!?
稜也なに言って……」

「ほら吠えた」

「うっ……」



稜也ってこんなキャラだっけ!?
凄くからかわれている様な……。




「落ち込むな」

「別に落ち込んでないもん!」



まぁ話の内容はともかく!!


こうやって
稜也と話せてるって事だけで嬉しいから。



落ち込む必要ないもん!!

……うん。
落ち込まない……。




「……お手」



いやいや。
真顔でそんなこと言わないでよ。


え……?
何で右手出したままなの?




「……わん」

「っぷ!!」



ずっと差し出されていた手に
自分の右手を乗せる。


勇気出してやったのに
笑わないでよ!!