私のヒーロー

「優輝のせいじゃないでしょ?」

「……」

「誰のせいでもないんだよ。

女の子たちだって……。

やりたくて
やっている訳じゃない気がするし……」



誰かへの“想い”は
自分ではコントロール出来ないもん。


その“想い”が強くなりすぎて

悪い事だと分かってても……。
止められなくなる事もあるんじゃないかな?


それが嫌がらせに繋がったとか。
まぁ分からないけど。




「お人好しだな」

「……違うし」

「変な奴」

「違う!」



稜也は呆れた様に笑い
空を見上げる。


私もつられて上を見上げれば
雲ひとつない晴天。


綺麗な空だな……。




「……約束するよ」

「え?」

「アイツには何も言わない」

「……ありがとう」




稜也はゆっくり
私の方に顔を向けた。