私のヒーロー

「っで?
一体なんなの?

杉下センパイと知り合いなの?」



屋上につくなり
私は鈴香に問い詰める。


さっきの反応は
異常じゃない……。


あんな怯えた鈴香の顔……。
見た事ない……。




「杉下センパイは姫条くんのファン
アタシは特に関わりはないわ……」

「……それだけ?」



関わりがないのに
怯える必要があるの?




「……ただのファンじゃない。
陰湿なファンよ……」

「陰湿?」

「そう……。

姫条くんの見えない所で
違うファンの子に嫌がらせをしているの」



嫌がらせ?

……なにそれ……。
許せないんだけど。



「姫条くんファンの間じゃ有名な話よ。
ある程度の接触は許されるけど……。

それを超えると
杉下センパイたちに呼び出されて……」




鈴香は言いにくそうに顔を歪めた。