私のヒーロー

「良かったな亜樹?
闇炎に馴染めたみたいで」

「亮祐……。
うん、ホッとした」




いつの間にか
隣にいた亮祐が笑顔を見せてくれる。


亮祐は細かな気配りが
できる優しい人だ。


闇炎に入る理由の1つに
亮祐が入るだろう。


優輝の為に闇炎の為に
私に会いに来てくれた亮祐。


闇炎に入る勇気をくれた人。




「幹部はここにいる奴だけだ。
お前を含めて5人」

「……結構少ないんだね?」

「あぁ……。

俺らは他のチームに
比べたら人数が少ないからな」




そっか……。
これで少ない方なんだ。



「でも……温かいチームだね」

「……あぁ」



人数なんて関係ない。
このチームは凄く……。

温かくて……。
ここにいたら落ち着く気がする。