「俺は原田 亮祐(はらだ りょうすけ)。

……お前が闇炎に来てくれて嬉しいよ」



ニカッと笑う亮祐。
爽やかすぎる笑顔に目が奪われる。


怖いと思われがちな印象の紅い髪。

でも怖いって雰囲気は全くなく

整った顔つきと
爽やかな笑顔を引き立てている。




「亮祐……。
これからよろしくね?」

「当たり前だろ?
よろしくな」



目の前に差し出された手を握ろうとしたら
バシッと亮祐の手が払われる。


もちろん私が払ったわけじゃない。




「亮祐、コイツに触るな」

「まったく……。
優輝の嫉妬深さには敵わないよ」



両手を上げながら亮祐は
優輝を見ていた。



「っち。
次行くぞ」



私は優輝に無理やり引っ張られ
次の人の前に立たされる。