私のヒーロー

「……お前が……
想像以上にいい女過ぎて
俺から離れていきそうで怖くなったんだ」




いつもとは違う優輝の弱弱しい声。

どうしたんだろう?



「私は離れないよ?」

「……亜樹……」




ぎゅっと抱きしめられる力が強くなる。

……優輝。




「アイツらは仲間以外に
中々……心を開こうとしないんだ。


新人が入る時はかなり揉める」




そうなんだ……。

でもちょっと想像はつく。


“闇炎”という自分たちが
信じるグループに新しいメンバーが
加わるのは少し嫌なのかもしれない。


自分の居場所が
荒らされたくないって
思うのは当たり前だもん。




「お前の時もそうだと思った。

案の定……
アイツらはお前に食ってかかってきた」



あぁ……。
確かに!!


でもそれだけ
仲間意識が高いって事じゃん!!


いい事だよ!