私のヒーロー

「お前は可愛いんだから
ちょっとは自覚しろ」

「へ……?」



ゆ……優輝が可愛いって言った。
あ……ありえない。


って言うか
恥ずかしい……。




「可愛くないもん」

「……あぁ。
性格は可愛くないけどな」

「ふん!
私に可愛さを求めないでよね!」




もう……。
何なのよ!?


この人……。
本当に私が好きなの!?


告白する人を
間違えたんじゃないの!?




「まぁ……。

お前の性格も全部
ひっくるめて好きだけどな」



……朝から何を言って……。
もー……。

でも嬉しいかも。



照れる優輝の顔を見ながら
1人で微笑む私。