私のヒーロー

また前の生活に戻るだけ。

1人の世界に戻るだけ。



なのに……。
何で……。



「……っ……蒼太……」



何で涙が出てくるんだよっ……。
何でこんなに胸が痛いんだよ!!


アイツの……
蒼太の顔が頭から離れない。


アイツは俺を裏切ったのに……

いや……。

最初から
信じていたのは
俺だけだったのか……。



馬鹿だな……。

人を信じるから
こういう事になったんだ。


もう2度と
こんな過ちは犯さない。



蒼太……。
俺はお前の事を……。
本当の親友だと思っていた。


でももう……。
それも終わりだな。



「じゃあな……
安藤 蒼太……」




俺の心を映すかのように
空はどす黒い雲に包まれ

大きな雨粒が俺の頬に当たった。


------------------
------------------