私のヒーロー

「稜也~。
今日さ天気良いから……。
あの河原で一緒に昼寝しようぜ~」



そう言って俺の腕を
無理やり引っ張って
河原へと連れて行く。


その腕を
振り払う事も出来たのに
俺はそれをしなかった。



「お前……
俺が怖くないのかよ」



河原で寝転んでいる時
俺はそう呟いていた。


別に答えが
欲しくて言ったわけじゃない。


アイツは寝てるし
心の叫びが漏れたって感じだった。


でも……。




「怖くねぇよ?
ってかどこが怖いんだ!?」



そんな答えが
隣から返ってきた。




「って言うか……。
怖い奴だったら
俺とここに来ねぇだろ!


稜也って案外……バカだな!」



そう言いながら
楽しそうに笑うアイツ。