私のヒーロー

「あれは……。
俺がまだ小学5年の頃だった」



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俺の世界は
いつだって灰色だった。



俺の両親は共働きで
とにかく忙しい人だった。
家にはほとんどいない。


兄弟もいないし
俺はいつも1人だった。


学校の奴らは
俺の事を怖がってるし。


別に何をしたって
訳じゃないんだが……。



原因は俺の目だろう。

生まれつきの
吊り上ったこの目。


睨んでもないのに
睨んでいると思われ

怒っていないのに
怒っていると思われる。


そんな厄介なものを
持った俺に関わろうと
した奴なんて学校には誰もいない。


関わってくるのは
その辺の不良だけ。


この目のせいで

今まで数えきれない
くらいの不良たちに絡まれてきた。