「……下……行くぞ」
「……うん」
手をゆっくりと引かれ
土手まで降りる。
浅木くんはその場に座り込み
私も隣に座る。
握った手からは
浅木くんの温もりが感じてくる。
同時に……。
その悲しみも。
「ねぇ……浅木くん」
「……なんだ?」
ちゃんと返事を
してくれるのが嬉しくて。
私の方を
見てくれるのが嬉しくて。
涙が出そうになる。
「私は……本当は凄く弱虫なの。
自分が傷つくのが嫌で……。
逃げ出した事があった」
私の両親の事……。
本当なら逃げ出さないで
ちゃんと向き合わなきゃ
いけなかったのに……。
なのに私は……。
「逃げ出す事で楽になりたかった。
苦しみから解き放たれて……。
自由になりたかった」
「……」
浅木くんは
何も話さないけど
しっかりと私の手を
握っていてくれる。
「……うん」
手をゆっくりと引かれ
土手まで降りる。
浅木くんはその場に座り込み
私も隣に座る。
握った手からは
浅木くんの温もりが感じてくる。
同時に……。
その悲しみも。
「ねぇ……浅木くん」
「……なんだ?」
ちゃんと返事を
してくれるのが嬉しくて。
私の方を
見てくれるのが嬉しくて。
涙が出そうになる。
「私は……本当は凄く弱虫なの。
自分が傷つくのが嫌で……。
逃げ出した事があった」
私の両親の事……。
本当なら逃げ出さないで
ちゃんと向き合わなきゃ
いけなかったのに……。
なのに私は……。
「逃げ出す事で楽になりたかった。
苦しみから解き放たれて……。
自由になりたかった」
「……」
浅木くんは
何も話さないけど
しっかりと私の手を
握っていてくれる。

